
- HP EliteBoard G1a が復刻する一体型AI PCの可能性
- ThinkBook Plus Gen 7 Auto Twist の自動開閉とAI追従機能
- AMD Ryzen AI Halo が示すローカルAI開発プラットフォームの未来
こんにちは!テックブロガーの○○です。毎年開催される CES、今年は特に「PCの形が変わる」っていう話題が熱くなってましたよね。ノートブックやタブレットが主流になる中で、また新しい形のデスクトップが登場したら、ちょっとワクワクしませんか?今回は、CES 2026で目にした注目の4製品を中心に、生成AIやAIチップがどんな風にハードウェアに組み込まれているのかを掘り下げてみます。さあ、未来のオフィスやクリエイティブ環境がどんな姿になるのか、一緒に見ていきましょう。
HP EliteBoard G1a ― 復刻された一体型AI PC
まず最初に紹介したいのが、HP が CES で披露した EliteBoard G1a です。見た目はキーボードと同じ形の「モニタレス」デバイスですが、内部には AMD Ryzen AI 5/7 300 系列のプロセッサと最大 64 コア、2TB まで拡張可能なストレージが搭載されています。NPU の演算性能は最大 50 TOPS と、ローカルでの生成AI(例:LLM の推論)や画像生成(Stable Diffusion 系)を快適に処理できるレベルです。
このデバイスは、1982 年に Commodore が CES で発表した Commodore 64 を彷彿とさせる「一体型キーボードPC」の復活版と言えるでしょう。外観はレトロでも、内部は最新の AI チップと Radeon 800 系 GPU を搭載し、8K/60Hz までの映像出力が可能です。実際に軽めのゲームや映像編集も問題なくこなせるので、オフィスだけでなくクリエイティブな作業にも活用できそうです。
ただし、バッテリーは 32Wh と長時間のモバイル利用には向きません。主にデスク上の「予備電源」や「サブPC」としての位置付けになるでしょう。価格や発売時期は未発表ですが、NUC よりも高い統合度、Mac mini よりもコンパクトさを兼ね備えた製品として、注目度は抜群です。
ThinkBook Plus Gen 7 Auto Twist ― 自動開閉とAI顔追従の融合
次に取り上げるのは、Lenovo の ThinkBook Plus Gen 7 Auto Twist。このノートは、画面を自動で開閉できる電動ヒンジと、AI がユーザーの顔を追従して画面の向きを自動調整する機能が特徴です。2.8K 120Hz OLED ディスプレイと Core Ultra Series 3 プロセッサを搭載し、75Wh のバッテリーで約 10 時間の駆動が可能です。
「画面を開くのが面倒」だった方には、デバイス側面を軽く叩くだけで 2 秒で画面が開くという体験はかなり魅力的です。また、AI 顔追従は会議やプレゼンテーション時に画面が常に最適な角度を保つので、ハンドジェスチャーでの操作が減り、作業効率が上がります。実際の使用感としては、ヒンジの加速がやや速すぎる点と、画面が大きく揺れることがある点が課題ですが、概ね「楽しい」体験を提供しています。
さらに、内蔵の可視化 AI アシスタントが画面上にリアルタイム翻訳や要約を表示できる点も、グローバルに働くビジネスパーソンにとっては大きなプラスです。価格は未公表ですが、1.4kg と軽量で持ち運びやすく、出張先でも活躍しそうです。
AMD Ryzen AI Halo ― ローカルAI開発の新拠点
続いては、AMD が CES で発表した Ryzen AI Halo。これは、サイズはテレビボックス程度のミニタワー型デバイスで、AMD Ryzen Max+ 395(16 コア/32 スレッド、5.1GHz)と最大 128GB の LPDDR5X メモリを搭載しています。AMD の ROCm 7.2.2 がフルサポートされ、LM Studio、ComfyUI、GPT‑OSS、FLUX.2、SDXL といった生成AIモデルのローカル推論が可能です。
要は、GPU クラウドに頼らずに自宅や小規模オフィスで AI 開発ができる「ローカル AI ワークステーション」の完成形です。価格は未発表ですが、NVIDIA の DGX Spark と同等の性能を持ちながら、コストパフォーマンスに優れると期待されています。日本のスタートアップや中小企業が、初期投資を抑えて AI プロダクトを試作する際のハードルが下がることは、産業AI(実装)にとっても大きな意味があります。
Yoga AIO i Aura Edition ― Windows 版 iMac の挑戦
最後に紹介するのは、Lenovo の Yoga AIO i Aura Editionです。Windows 一体機は長らく市場から姿を消していましたが、この製品はデザイン性と性能を両立させ、27インチ 4K ディスプレイと第 13 世代 Intel Core i7、最大 32GB メモリ、1TB SSD を搭載しています。AI 機能としては、内蔵の NPU が画像認識や音声コマンドをローカルで処理し、生成AI アプリの起動を高速化します。
「iMac のように見た目が美しい Windows PCが欲しい」ユーザーにとっては、まさに理想的な選択肢です。USB‑C と Thunderbolt 4 のポートが豊富に用意されているので、外部 GPU や高速ストレージとの接続も容易です。価格はまだ公表されていませんが、デザインと性能のバランスから、クリエイティブ系のフリーランサーや小規模オフィスでの導入が期待されています。
まとめ ― 生成AIとハードウェアのシナジーが加速
CES 2026では、単なる「薄いノート」や「ガラスケース」だけでなく、AI 演算を前面に押し出した新形態の PC が多数登場しました。HP の EliteBoard G1a が示すように、AI チップを搭載した一体型デバイスは、オフィスのデスクスペースを有効活用しつつ、ローカルでの生成AI処理を可能にします。ThinkBook Plus の自動開閉や顔追従は、ユーザー体験と AI アシスタントの融合を実感させ、AMD の Halo はローカル AI 開発環境の敷居を下げる重要なステップです。
日本の企業やエンジニアにとっては、これらのハードウェアが提供する「ローカルで高速に動く生成AI」環境が、データプライバシーやコスト面で大きなメリットになるでしょう。今後、AI チップ・ハードウェアと生成AI・LLM がさらに密接に結びつくことで、私たちの日常やビジネスシーンはますますスマートになると期待しています。
それでは、次回のテックニュースでもまた面白い話題をお届けしますので、お楽しみに!