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2025/11/03

マスク氏が語る未来のスマホ、Apple50周年と中国新興自動車市場の最新動向

Apple、創業50周年に向けた製品ロードマップ

Appleは1976年4月1日に創業し、2025年に創業50周年を迎えることが報じられている。Bloombergの『Power On』によれば、同社は来年の記念に合わせて多数の新製品を同時に発表する計画だ。春(3月~4月)には、A18チップ搭載のエントリーモデルiPhone 17e、入門版iPad(A18搭載)、M4チップ搭載iPad Air、M5チップ搭載MacBook Air、M5 Pro/Max搭載MacBook Pro、そして新型Macディスプレイが投入される見込みだ。

同時に、Appleはスマートホーム分野にも本格参入し、音箱ベースと壁掛け型の2種類からなるスマートディスプレイを発表する予定である。さらに、Siriの大幅アップデートとAI製品ラインの拡充、スマートカメラなどの家庭用セキュリティ機器も追加されるという。

6月に開催されるWWDCでは、Apple Intelligenceと呼ばれるAI戦略の本格化が発表され、iOS 27、macOS 27、watchOS 27といった次世代OSが同時にリリースされる見通しだ。秋にはiPhone 18 Proシリーズが登場し、従来のQualcomm製基帯ではなく、Apple自社開発のC2基帯へと切り替えると報じられている。また、iPad miniの新モデルも同時期に公開される可能性がある。

さらに、Appleは小ロットでのスマートグラスの量産に成功しており、2025年末までに少なくとも一度は実機を公開する計画だ。現在、HomePod miniとApple TVの在庫が逼迫していることから、これら製品の新バージョンが近々登場する兆しと見られている。

同時に、AppleはGoogleが開発したGeminiベースのカスタムモデルを自社のプライベートクラウド上で稼働させ、Siriの高度化に活用する交渉を進めていると報じられた。iOS 26.4が最終的なリリース候補として浮上しており、Siriの刷新と共に提供される見通しだ。

中国テック人材の流動:王腾氏の新たな挑戦

元小米中国区マーケティング部長の王腾氏は、2024年10月に自身のSNSで、今月から「テクノロジー+ヘルスケア」領域への転身を準備中であると発表した。彼は、最近のフラッグシップスマートフォンのラインナップは機能やデザインが高度に統一化され、差別化が難しくなっていると指摘し、スマートフォン業界からの撤退を決意したと語っている。

同時期に、小米グループのウェアラブル事業部門のイノベーション担当であった李創奇氏も2024年6月に退職したことが報じられた。李氏は2024年にAI眼鏡の立ち上げを提案し、2025年6月に発売された同製品は20日で3か月分の在庫を完売するなど、同社のウェアラブル戦略に大きく貢献した。

OpenAI内部で明らかになったサム・アルトマン解雇の経緯

米国の訴訟で提出された60ページにわたる証言によれば、OpenAI共同創業者のIlya Sutskeverは、2023年にサム・アルトマンが解雇された直前後の内部事情を詳細に語っている。証言は、アルトマン解雇後にOpenAI取締役会が競合のAnthropicとの合併交渉を行ったことを示す。Anthropic側は当初合併に前向きで、合併後はAnthropic CEOのDario AmodeiがOpenAIを率いる可能性が示唆されたが、実務上の障壁により交渉は頓挫した。

Sutskeverは、アルトマンと共同創業者のGreg Brockmanが不正行為を行っているとする52ページのメモを独立取締役に送付し、これが解雇決定の根拠となったと証言した。メモはアルトマンが「恒常的に嘘をつく」傾向があると指摘し、内部の高層同士の対立を助長したとされる。

この証言は、イーロン・マスクがOpenAIの非営利性を維持するための法的手段として利用しようとしていることを示唆している。

中国新興自動車メーカーの10月販売実績と価格動向

10月の販売データが公表され、複数の中国新興自動車メーカーが過去最高の月間販売台数を記録した。零跑は70,289台を納入し、前年比84%増、初めて月間販売が7万台を突破した。小鹏は42,013台で前年比76%増、蔚来は40,397台で前年比92.6%増、理想は31,767台、比亚迪は441,706台といった結果が出ている。

特筆すべきは、Huaweiが展開する「鸿蒙智行」ブランドで、10月の平均販売価格が39万元(約6,300米ドル)に達し、BMW、Mercedes-Benz、Audiといった欧州の高級ブランドを上回った点だ。これは中国国内の主流ブランド(月間販売1万台以上)としては史上初のケースである。

また、同じく中国の新興メーカーである小米自動車は、2025年第3四半期の中古車保有率ランキングで高評価を受けた。YU7とSU7の2モデルが好調で、特にYU7は1年保有率99.4%で新勢力ブランド中トップに立った。

まとめと今後の展望

Appleは創業50周年を機にハードウェアとAIサービスの統合を加速させ、Siriの刷新や自社基帯への移行など、エコシステム全体の再構築を狙っている。一方、中国ではテック人材の流動が活発化し、元小米幹部がヘルスケア領域へ転向するなど、産業横断的なイノベーションが期待される。

OpenAI内部の権力闘争は、AI業界全体のガバナンス課題を浮き彫りにし、今後の規制や企業統治に影響を与える可能性がある。

自動車分野では、Huaweiの「鸿蒙智行」が高価格帯でBBAを上回る販売実績を示すなど、中国新興メーカーの競争力が急速に高まっている。加えて、小米自動車の高い保有率は、電動車の品質向上とブランド信頼の向上を示す指標となっている。

これらの動向は、テクノロジーとモビリティが交差する新たな産業エコシステムの形成を示唆しており、今後数年で市場構造が大きく変化することが予想される。

出典: https://www.ifanr.com/1643039

2025/10/28

Apple、来年からApple Mapsに広告導入へ 中国での広告なし最後の地図が変わる

Apple Mapsの広告導入計画が明らかに

米国の調査会社Bloombergの記者Mark Gurman氏は、Appleが来年最早で、iPhone標準のマップアプリに広告機能を組み込む計画だと報じた。広告の形態は、App Storeで採用されている「Apple Search Ads」に類似し、店舗やサービスが検索結果の上位に表示されるよう、入札方式で枠を購入できる仕組みになるという。

中国におけるApple Mapsの位置付けと課題

中国本土では、Apple Mapsは独自の測図データを持たず、主に中国の大手地図サービスである高德(AutoNavi)と、大手レビューサイトの大众点评(Dazhong Dianping)から情報を取得している。言い換えれば、国内の地図データは「拼好图(パズルのように組み合わせたもの)」であり、Apple独自の美学と国内商業データが混在した「缝合怪(継ぎ接ぎの怪物)」と評されることもある。

このため、中国のAppleユーザーは、機能や情報の正確性で高德や大众点评に劣ると指摘されがちだが、実際には「広告がない静かな地図」を求める層が一定数存在する。無料サービスが広告で埋め尽くされる中国のインターネット環境において、広告が一切表示されないマップは、希少な静寂の場として評価されてきた。

広告が導入される背景にあるAppleの変遷

Appleが広告を導入しようとする背景には、同社のビジネスモデルの変化がある。2012年9月、iOS 6でGoogle Mapsから自社のApple Mapsへ切り替えた当初は、地名の誤表示や3Dビューの歪み、道路情報の欠落など多数の不具合が指摘され、Tim Cook氏はユーザーへ謝罪文を公開した。

その後、Appleは地図データの精度向上に注力し、2015年のiOS 9で公共交通機関の検索機能を初めて搭載、2018年には全て自前のデータで再構築する計画を発表した。2020年初めに米国内で本格的にリリースされた新バージョンは、3D建物モデルの精度が高く、海外でも評価が上がった。

しかし、ハードウェア中心の収益構造から、App Store、Apple Music、iCloud、Apple Payといったサービス部門がiPhoneに次ぐ収益源となり、利益率の高い「サービス企業」へと転換した。サービス部門の拡大に伴い、未活用の広告枠を活用したいという経営判断が出たとみられる。

広告導入がもたらすユーザー体験への懸念

広告がマップ検索結果に組み込まれると、ユーザーが求める情報と広告主の入札額が混在する形になる。たとえば「火鍋」と検索した際、評価が高く近距離にある店舗ではなく、広告費を多く支払った店舗が上位に表示される可能性がある。

このような「競争入札」方式は、資金力のある大手チェーン店が有利になる一方で、個人経営の小規模店舗は露出機会を失いやすくなる。結果として、ユーザーが本来得られるべき「最適な選択肢」ではなく、「最も資金を投入した店舗」が目に入る構造になる恐れが指摘されている。

中国市場での具体的な影響と今後の展望

中国では、百度地图や高德地图が広告収益を柱にしたビジネスモデルを確立しており、ユーザーは検索結果に頻繁にプロモーションを目にしている。Apple Mapsが同様の広告枠を持つことで、国内の広告市場に新たな競争が生まれると同時に、Appleユーザーが広告なしの「静かな地図」を失うことになる。

一方で、Appleは広告収益を通じて、地図データのさらなる精緻化やAI機能の強化に資金を投入できる可能性もある。特に、AIを活用したリアルタイム交通情報やARナビゲーションは、将来的にユーザー体験を向上させる要素として期待されている。

まとめ:広告導入は不可避の流れか、あるいは選択の余地が残るか

Apple Mapsが広告を導入することは、同社が「サービス企業」へと変貌した結果としては自然な流れである。だが、広告がユーザーの信頼を揺るがす可能性があることは否めない。特に中国のように、広告が情報の質に直結する市場では、ユーザーが「広告なし」の代替手段を求める動きが出てくることも予想される。

今後、Appleがどの程度の広告露出を許容し、ユーザー体験と収益のバランスを取るかが注目される。広告が導入されたとしても、検索結果の透明性や評価情報の表示方法を工夫すれば、一定の信頼性は保てる可能性がある。ユーザー、開発者、そして広告主の三者がどのように折り合いをつけるかが、次の「広告なしの最後の地図」の行方を決めるだろう。

出典: https://www.ifanr.com/1642265