2025/07/24

中国未上場株市場の最前線:ロボティクスのUnitreeとSNS「小红书」に投資家の熱視線

中国のテクノロジーメディア「36Kr」が定期的に公開している未上場株式の取引情報掲示板は、活況を呈する中国スタートアップ市場のリアルな温度感を伝えてくれます。最新のリストからは、特に注目度の高いセクターや企業への投資意欲が浮き彫りになりました。本稿では、その中でも特に投資家の関心が集中しているロボティクス企業「Unitree(宇树科技)」と、巨大SNS「小红书(RED)」の動向を深掘りします。

## 加速するロボティクス投資:四足歩行の雄、Unitree(宇树科技)への関心高まる

ヒューマノイドロボットや四足歩行ロボットへの期待が世界的に高まる中、中国のロボティクス分野も大きな盛り上がりを見せています。特に、業界をリードするUnitree(宇树科技)の未上場株式に対する需要は非常に旺盛です。今回の情報では、時価総額150億ドル(約2.3兆円)ベースで5000万ドル規模の株式取得希望や、100億元(約2200億円)ベースでの取得希望など、複数の買い手候補が名乗りを上げています。これは、同社の先進的な技術力と将来性に対する投資家の強い信頼を物語っています。さらに、別の四足歩行ロボット企業がM&Aの対象としてリストアップされるなど、セクター全体での再編や成長への動きが活発化しており、中国のロボティクス市場が新たなフェーズに入ったことを示唆しています。

## 巨大SNS「小红书」、錯綜するバリュエーションと変わらぬ人気

中国の若者文化を牽引するライフスタイル共有プラットフォーム「小红书(シャオホンシュー、RED)」は、IPOが待たれる巨大ユニコーンとして、引き続き投資家から絶大な人気を集めています。今回のリストには、驚くほど多様な条件での株式取得希望が複数掲載されました。時価総額380億ドル(約5.9兆円)という強気の評価額での買い付けオファーがある一方で、200億ドル(約3.1兆円)以下での取得を希望する買い手も現れるなど、評価額には大きな幅が見られます。この価格帯のばらつきは、同社の高い成長ポテンシャルと収益性への期待と、現在の市況やIPOの不透明感を反映した慎重な姿勢が交錯していることを示しており、未上場株市場における複雑な投資家心理を如実に表しています。

Source: https://36kr.com/p/3392794399901827?f=rss