2026/01/02

月之暗面、マルチモーダルLLM「K2.1/K2.5」登場!生成AI最新情報

  • K2.1/K2.5 と呼ばれる新しいマルチモーダルモデルが2024年初頭にリリース予定。
  • 前モデル K2 は 1 兆パラメータの MoE アーキテクチャで、コード生成やエージェントタスクに強み。
  • 日本のAI企業にとって、オープンソースの高性能モデルは競争力強化の大きなチャンスになる。

こんにちは!テックブロガーの○○です。中国のAIスタートアップ「月之暗面(Moonlight Dark Side)」が、今年1月か3月に新しいマルチモーダル大規模言語モデル(LLM)をリリースすると発表しました。生成AIやLLMが日本でも熱く語られる中、オープンソースで1兆パラメータ規模のモデルが続々登場しているのは、実にワクワクするニュースですよね。今回はその概要と、私たち日本のビジネスパーソンが注目すべきポイントを掘り下げてみます。

K2.1/K2.5 とは? 期待される機能と特徴

月之暗面が2023年7月に公開した Kimi K2 は、総パラメータ数が 1 兆、アクティブパラメータが 32 億という、当時としてはトップクラスのスケールを誇るオープンソースモデルです。MoE(Mixture‑of‑Experts)アーキテクチャを採用しており、計算リソースを効率的に分配できる点が特徴です。

今回の K2.1K2.5 は、前モデルの「マルチモーダル」能力をさらに拡張したものとみられます。具体的には:

  • 画像・テキスト・音声を同時に処理できるマルチモーダル入力対応。
  • コンテキスト長が 256K トークンまで拡張され、長文やコードベースの解析が高速に。
  • エージェントタスク向けに最適化された「Thinking Agent」機能が標準装備。

これにより、従来のテキスト生成だけでなく、画像キャプション生成や音声認識、さらにはツール呼び出しを伴う自律的なエージェントとしての活用が期待できます。実際、K2 の Thinking バージョンは Human’s Last Exam や BrowseComp といったベンチマークで SOTA(State‑of‑the‑Art)を叩き出していると報じられています。

オープンソースのインパクト:日本市場への示唆

日本のAIベンチャーや大手企業は、現在 OpenAI の GPT‑4 や Anthropic の Claude といった商用モデルに依存するケースが多いです。ところが、月之暗面のように「オープンソースで高性能」なモデルが増えると、ライセンスコストやデータプライバシーの課題が大幅に緩和されます。

たとえば、国内の製造業が自社データでファインチューニングしたい場合、数十億円規模の API 利用料が壁になることがあります。K2.1/K2.5 がオープンソースで提供されれば、社内サーバー上で独自に運用でき、コスト削減とデータ保護の両立が可能です。さらに、マルチモーダル対応は、画像検査や音声指示といった産業AIシーンでの応用が広がります。

日本のスタートアップがこのモデルをベースに独自サービスを構築すれば、海外の大手と差別化できるだけでなく、国内規制に合わせたカスタマイズも容易になるでしょう。実際、昨年の国内AI投資額は過去最高を記録しており、オープンソースモデルへの関心は急速に高まっています。

競合比較:OpenAI と月之暗面

OpenAI の GPT‑4 は数十億ドル規模の訓練コストがかかっていますが、K2 系列は「訓練コスト 460 万ドル」と報じられ、コスト効率が抜群です。性能面でもベンチマークで遜色ない結果を出している点は、投資家や技術者にとって大きな魅力です。

また、月之暗面は「モデル即エージェント」アプローチを採用しており、ツール呼び出しやウェブブラウジングといったタスクがモデル内部でシームレスに行える点が、従来の LLM と比べて差別化要因となります。

これからの展開と私たちが取るべきアクション

月之暗面は今年中に K2.1/K2.5 をリリースし、さらに 2025 年下半期には IPO を目指すとしています。日本の企業や開発者は、以下のステップで備えると良いでしょう。

  1. オープンソース LLM の導入事例をリサーチし、社内での PoC(概念実証)を計画する。
  2. マルチモーダルデータの前処理パイプラインを整備し、画像・音声・テキストを統合的に扱える体制を構築する。
  3. エージェントタスクに必要なツール(API、データベース、社内システム)との連携方法を設計し、モデル側のプロンプトエンジニアリングを学ぶ。

このように、生成AI と LLM の波は単なる話題に留まらず、実際のビジネスプロセスに直結しています。月之暗面の新モデルがリリースされたら、ぜひ試してみてください。きっと新たな発見があるはずです。

それでは、次回のアップデートでまたお会いしましょう!ご質問や感想はコメントでぜひお聞かせください。

出典: https://www.ithome.com/0/909/837.htm