2026/01/02

ADATAがCES2026で披露 64GB DDR5‑7200 CUDIMMとAIツール

ADATAがCES2026で披露 64GB DDR5‑7200 CUDIMMとAIツール のキービジュアル
  • ADATAがCES2026で64GB DDR5‑7200 CUDIMMを発表、産業向けはECC・広温対応。
  • AI推論用のTRUSTA AI Scaler Toolkitで、ストレージ容量への負荷を大幅削減。
  • USB4搭載のリサイクル素材pSSDや高性能水冷クーラーなど、エコとハイパフォーマンスを同時実現。

こんにちは!テックブロガーの○○です。2026年のCESが近づく中、注目の中国テック企業、ADATA(威剛)が最新ハードウェアを続々と公開することが決まりました。特に話題になっているのが、業界最高速クラスの「64GB DDR5‑7200 CUDIMM」や、AI推論を効率化する「TRUSTA AI Scaler Toolkit」です。これらは、生成AIや大規模言語モデル(LLM)を活用する企業にとって、コスト削減と性能向上の両方を実現できる可能性がありますよね。今回は、ADATAのCES出展内容を詳しく解説しつつ、私たち日本のエンジニアやビジネスパーソンにとっての示唆も考えてみます。

CES2026で注目のADATA製品ラインナップ

1. 産業・消費者向け DDR5‑7200 CUDIMM / CSODIMM

ADATAは、産業向けと消費者向けの2タイプのDDR5‑7200 CUDIMMを展示します。産業版はECC(エラーチェック&訂正)機能と広温対応(-40℃〜85℃)を備えており、工場やデータセンターのミッションクリティカルな環境でも安定稼働が期待できます。一方、消費者向けは最大64GBの単体容量を実現し、ハイエンドPCやゲーミングマシンでのメモリボトルネックを解消します。実際、7200MT/sという転送速度は、現行のDDR5‑6000を大きく上回り、AI推論や大規模データ処理でのレイテンシ低減に直結します。

2. 4‑RANK DDR5 CUDIMM(最大128GB)と Z890 マザーボード

さらに、MSI・Intelと共同開発した4‑RANK DDR5 CUDIMMも登場します。1枚で128GBという大容量は、2‑RANK設計の2倍のメモリ帯域を提供し、マルチタスクや大規模AIモデルのロード時間を劇的に短縮します。これに合わせて、Z890チップセット搭載のマザーボードも展示され、CPUとメモリの相性を最大限に引き出す設計が施されています。

3. TRUSTA AI Scaler Toolkit – AI推論の新しいアプローチ

ADATA傘下のエンタープライズストレージブランド、TRUSTAが提供する「AI Scaler Toolkit」は、AI推論時に必要なデータ容量の一部をxPU(GPU/TPU)ローカルメモリからシステムメモリやNVMe SSDへオフロードするソフトウェアです。これにより、ハイエンドGPUを大量に導入しなくても、コスト効率よく推論性能を確保できます。特に、生成AIやLLMのようにパラメータ数が膨大なモデルでは、メモリ使用量がボトルネックになるケースが多いので、非常に有用なソリューションだと思いませんか?

エコとハイパフォーマンスを両立する新製品

USB4搭載リサイクルpSSD – Project BulletX と Project TapSafe

環境配慮も忘れないADATAは、リサイクルアルミとPCR(ポストコンシューマーリサイクル)素材を50%以上使用したモバイルSSD「Project BulletX」と、同様にPCR素材を50%使用しNFCロック機能を搭載した「Project TapSafe」を発表しました。USB4 40Gbpsの高速インターフェースにより、外部ストレージとしてもAIデータの転送がスムーズです。データセキュリティとサステナビリティを同時に実現できる点が、企業のDX推進にマッチしています。

次世代水冷クーラーと電源ユニット

CPUクーラーでは、340W TDPまで対応できる曲面ディスプレイAIO水冷「LEVANTE VIEW PRO 360」をはじめ、230W TDP対応の風冷クーラー「MAESTRO VIEW」「INFINITY」も展示。電源は、SFX規格の1000Wプラチナ認証ユニット「PYMCORE SFX Platinum」や、GPUオーバーロード監視機能を備えた1200W「CYBERCORE III」など、ハイエンドPC向けに最適化された製品が揃います。

日本市場への示唆と今後の展開

日本でもDDR5メモリの需要は年々増加しており、特にAIスタートアップやゲーム開発会社が高速メモリを求めています。ADATAのようにECC対応や広温対応を備えた産業向けモジュールは、国内の製造業や自動車向け組み込みシステムでも活用できる可能性があります。また、TRUSTA AI Scaler Toolkitは、国内のクラウドベンダーが提供するGPUインスタンスのコスト削減に直結するため、導入検討の価値が高いと言えるでしょう。

まとめ

今回のCES2026でのADATAの発表は、単なるハードウェアの高速化に留まらず、AI推論のコスト削減や環境配慮といった多面的な価値を提供しています。生成AIやLLMを活用する企業にとって、メモリ帯域とストレージ効率は今後の競争力を左右する重要な要素です。ぜひ、次回の製品リリースや価格情報に注目して、最適な導入プランを検討してみてください。

出典: https://www.ithome.com/0/909/974.htm