世界最大級のテクノロジー企業であるテンセントが、上海で開催された世界人工知能大会(WAIC)にて、同社の最新AI技術群を大々的に発表しました。「使えるAIを、誰もが手にできる生産力に」というテーマを掲げ、私たちの働き方や生活を根底から変える可能性を秘めた、5つの主要なAIプラットフォームを公開。その中でも特に注目すべき、一般ユーザー向けの新機能とクリエイター向けの革新的なツールについてご紹介します。
より人間らしく、より身近に。AIアシスタント「元宝」の驚くべき進化
今回の発表で大きな注目を集めたのが、テンセントのAIアシスタント「元宝(Yuanbao)」に搭載された最新のビデオ通話機能です。この機能は、従来のAIアシスタントの常識を覆す「低遅延」「人間らしさ」「感情表現」を追求して開発されました。まるで人間と対話しているかのような自然な音声や表情でコミュニケーションが取れるため、高齢者や視覚に障がいを持つ方でも、いつでも気軽に質問したり相談したりすることが可能になります。テクノロジーの恩恵をすべての人に届けるという、テンセントの強い意志が感じられる「使えるAI」の象徴と言えるでしょう。
クリエイターを解放する、マルチモーダルAI「混元」
もう一つの目玉は、プロフェッショナルなクリエイターの生産性を劇的に向上させるAI群です。テンセントの基盤モデル「混元(Hunyuan)」は、テキスト、音声、画像、動画、そして3Dまで、あらゆる形式のデータを生成・理解するマルチモーダル能力を備えています。特に、業界初となるワンストップ型の3Dコンテンツ生成AI「混元3D AI創作エンジン」は、専門知識がなくても直感的に高品質な3Dコンテンツを制作できる画期的なツールです。これにより、これまで時間とコストがかかっていた3D制作のハードルが大幅に下がり、ゲームや映像業界に新たな革命をもたらすことが期待されます。