2026/01/16

トヨタが中置エンジン車を復活!性能車ブーム再燃 2024東京改装展

トヨタが中置エンジン車を復活!性能車ブーム再燃 2024東京改装展 のキービジュアル
  • トヨタが中置エンジン・双座小車を東京改装展で公開、限定GR Yaris MORIZO RRも同時発表
  • 1.6Lターボ3缸が304馬力・400Nmを叩き出す新型8DAT直駆AT搭載で、レース走行感を再現
  • 若手エンジニアへの実戦教育と、ハイパフォーマンス車両を通したブランド戦略が注目ポイント

こんにちは!テックブロガーの○○です。トヨタが久々に「中置エンジン」車を見せてくれましたよ。20年ぶりに復活したという噂は、実はGazoo Racing(GR)からの公式発表で確定。東京改装展で披露されたのは、見た目はちょっと変わったミニバン風の中置エンジン双座車と、限定100台のGR Yaris MORIZO RRです。自動車好きの皆さん、ワクワクしませんか?今回はこのニュースを深掘りしつつ、トヨタがなぜ今、性能車に本格的にシフトしているのかを考えてみます。

中置エンジン双座車とGR Yaris MORIZO RRの概要

まずは展示された2台をざっくり紹介します。

中置エンジン双座ミニバン

外観は「越野風ミニトラック」ですが、エンジンは車体中央に配置された中置エンジン。双座レイアウトで、ドライバーと乗客が向かい合う形です。実際に走行した映像はまだ公開されていませんが、トヨタが「中置エンジンの可能性」を再評価している証拠です。

GR Yaris MORIZO RR

こちらは本格的なパフォーマンスモデル。コードネームはG16E‑GTS、1.6Lターボ3缸エンジンが最大304馬力、ピークトルク400Nmを発揮します。さらに、8DAT直駆自動変速機(AT)を新採用。アクセルとブレーキの入力をリアルタイムで解析し、ドライバーのシフト意図を先読みする仕組みです。まさに「レース走行感」を街中でも体感できるよう設計されています。

なぜトヨタは今、性能車に注力するのか?

過去20年、トヨタは「燃費」「ハイブリッド」「信頼性」のイメージで市場をリードしてきました。ところが、ここ数年でF1復帰やGRブランドの独立化といった動きが目立ちます。背景にはいくつかの要因があります。

1. エンジニアの技術継承を急ぐ

トヨタ社長・章男氏は「式年遷宮」の概念を引用し、20年ごとに熟練工と若手の技術を手渡す重要性を語っています。A80世代のスープラが停産してから、内燃機関の極限開発はほぼ止まっていました。若手エンジニアが実戦で経験を積まなければ、数十年後に「機械的極限」のノウハウが失われるリスクがあります。今回のGRプロジェクトは、まさにその「実戦教育」の場です。

2. 電動化の波に対抗する差別化戦略

電動化が進む中で、単にバッテリー容量やモーター出力を競うだけでは差別化が難しくなっています。トヨタは「走りの感覚」=ドライバーに伝わる振動・サスペンションのフィードバックという、ハードウェア的な体感価値で差別化しようとしています。これは、AIを活用したシミュレーションやデータ評価(データ・評価・安全性)と組み合わせることで、開発サイクルを短縮しつつ高精度なチューニングを実現しています。

3. AI技術の活用が加速

実は、トヨタは車両開発に生成AILLM(大規模言語モデル)を導入し始めています。エンジンマッピングやサスペンション設定のシナリオをAIが自動生成し、エンジニアはその結果を評価・修正するだけというフローです。中国テック企業がAIチップやマルチモーダルAIで急成長している中、トヨタは自社のAIインフラ(訓練・推論)を強化し、産業AI(実装)としてのノウハウを蓄積しています。

GRブランドの新戦略と日本市場への示唆

トヨタはGRを「トヨタとレクサスの中間」ブランドとして位置付け、初のロゴを掲げたGR GTを発表しました。今後は新世代Supra、復活MR2、Celica、そして中置エンジンGR Yaris Mなどがラインナップに加わります。これにより、エントリーモデルからハイパフォーマンスモデルまで、統一されたプラットフォームで展開できる体制が整います。

日本の自動車市場は、電動化とコネクテッド化が進む一方で、熱狂的なドライバー層は依然として存在します。トヨタのこの動きは、単なる「高価格帯のニッチ」ではなく、体験価値で勝負する新たなビジネスモデルの提案です。もし中国の自動車メーカーが「三電」やスマートディスプレイで競争しているなら、トヨタのように「機械的な熱血」を残す戦略も検討すべきでしょう。

まとめ:トヨタの挑戦は「手仕事」と「AI」の融合

今回の東京改装展で見せた中置エンジン双座車とGR Yaris MORIZO RRは、トヨタが「手仕事の継承」と「AI活用」の両輪で次世代の性能車を創る姿勢を示しています。エンジンの物理的な限界を追い求めつつ、AIでシミュレーションとデータ評価を高速化。まさに「産業AI(実装)」と「AIインフラ(訓練・推論)」が実車に結びつく好例です。

皆さんも、次に車を選ぶときは「燃費」だけでなく「走りの体感」や「開発にAIがどれだけ活かされているか」もチェックポイントに入れてみてはいかがでしょうか?それでは、次回の記事でまたお会いしましょう!デスマス。

出典: https://www.ifanr.com/1651537