2026/01/14

約20万円で買える“格安”テスラ」標準版が中国上陸、快適装備は全削除

約20万円で買える“格安”テスラ」標準版が中国上陸、快適装備は全削除 のキービジュアル
  • 標準版Model 3/Yが約20万円で中国に登場、装備は大幅カット
  • 自動運転機能はソフト制限でFSDはサブスクリプション化へ転換
  • 価格低下が需要喚起につながるか、競合激化の中国市場でのリスクも検証

こんにちは!テックブロガーの○○です。最近、テスラが中国向けに「格安」版Model 3とModel Yを投入する計画が噂されています。価格は約20万円台と驚きの低価格ですが、快適装備はほぼ全てが削除されるという衝撃的な内容です。なぜテスラはこんな大胆な戦略を取るのか、そして中国の激しい競争環境でどんな影響が出るのか、一緒に見ていきましょう。

標準版モデルの概要と価格予測

北米ですでに販売が開始された標準版Model 3は約26.3万円、Model Yは約28.4万円です。これに約5,000〜5,500米ドルの価格削減率を当てはめると、中国での販売価格は以下のようになると予想されています。

  • Model 3 標準版:20万円前後
  • Model Y 標準版:23万円前後

この価格帯は、従来の中国市場でのミッドレンジEVとほぼ同等です。まさに「価格で勝負」する新戦略と言えるでしょう。

装備の大幅カットとその意味

標準版では外観・内装・快適装備が徹底的に削減されます。具体的には以下のような変更が行われます。

外観とホイール

貫通式ライトバーが撤去され、ヘッドライトは小型化。標準ホイールは18インチに統一され、19インチはオプションに。塗装はグレーが無料、黒・白はそれぞれ1,000〜1,500米ドルの追加費用が必要です。

インテリアと快適装備

シートはレザーから布製に変更、前席ベンチレーションは廃止。リアシート折りたたみやミラー折りたたみ、ステアリング調整は手動に戻ります。中控台はCybertruck風のオープン収納に簡素化。サウンドシステムはスピーカー7個、低音スピーカーやHEPAフィルターは除外され、サンルーフもなくなりますが、代わりに車頂に防音・断熱材が追加されました。

走行性能とバッテリー

バッテリー容量は約10%削減され、69.5kWhとなります。その結果、航続距離は約516kmに低下し、0-100km/h加速もやや遅くなりますが、ドライビングフィールやステアリング感覚は従来モデルと変わりません。

自動運転機能の変化とFSDサブスクへのシフト

標準版でもカメラやセンサーはフル装備ですが、ソフトウェア側で横方向の車線保持機能が無効化され、ACC(速度制御)だけが利用可能です。つまり高速道路や環状交差点でハンドル操作は必須になります。この「ソフト制限」は、FSD(完全自動運転)をサブスクリプション化するための入口と見られています。

マスク氏は2026年2月14日以降、FSDの買い切り販売を終了し、月額サブスクへ完全移行すると発表しました。北米でのFSDサブスクは月額約99米ドルで、日本円に換算すると400〜600円程度になると予想されます。これにより、テスラは一度きりの車両販売から、継続的なSaaS収益へシフトし、ARR(年間経常収益)を大幅に伸ばす狙いです。

興味深いのは、テスラがAI技術を活用した自動運転を「生成AI」や「LLM」的に進化させている点です。車載AIは大量の走行データを学習し、リアルタイムで意思決定を行うため、実質的に「生成AI」的な振る舞いを示しています。中国テック企業がAIチップやマルチモーダルAIで競争を激化させる中、テスラのAIインフラ(訓練・推論)も注目されています。

中国市場でのリスクと競合環境

中国のEV市場は、価格帯20〜25万円で「スマート豪華」装備を激しく積み上げるメーカーが多数存在します。吉利、比亜迪(BYD)、小米、理想などは、シートヒーティング、パノラミックサンルーフ、先進的なインフォテインメントシステムを標準装備にしています。

標準版テスラは、これらの競合と比べて装備が大幅に劣るため、価格だけで差別化できるかが疑問です。実際、北米での販売データを見ると、標準版は一部の需要を支えたものの、全体の販売台数は前年同期比で約23%減少しています。中国でも同様に、低価格が「安さ」だけでなく「価値」の低下と受け取られ、ブランドイメージが損なわれるリスクがあります。

さらに、テスラは中国での生産拠点を上海工場に持ち、現地調達率を高めていますが、部品コスト削減のために装備を削る戦略は、長期的な顧客ロイヤリティの低下につながる可能性があります。特に中国の消費者は「スマート」機能に敏感で、AIベースの自動運転や車内エンタメに高い期待を持っています。

まとめ:低価格戦略は本当に効果的か?

テスラの標準版は、価格を約20万円にまで引き下げることで、価格感度の高い層へのアプローチを狙っています。しかし、快適装備の大幅削減は中国市場の「スマート豪華」志向と大きく乖離し、需要喚起に限界があると考えられます。さらに、FSDをサブスク化することでソフトウェア収益を伸ばす狙いは明確ですが、ハードウェア側の価値が低下すれば、結果的に顧客離れを招くリスクも孕んでいます。

結局のところ、テスラが中国でシェアを伸ばすには、単なる価格競争だけでなく、AI駆動の付加価値やユーザー体験をどう提供できるかが鍵になるでしょう。皆さんは、低価格でも満足できる「ツール」型のテスラに魅力を感じますか?それとも、快適装備が充実した「体験」型を選びますか?ぜひコメントで教えてください!

出典: https://www.ifanr.com/1651729