2026/01/29

Teslaの売上低下でも株価は高止まり、AI投資が鍵

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Teslaの売上低下でも株価は高止まり、AI投資が鍵

  • 2025年の決算で売上・利益が減少したにも関わらず、株価はほぼ横ばいで高水準を維持。
  • マスクCEOは自動運転とロボティクスへ200億ドル規模の資本投資を発表。
  • 日本の自動車メーカーにも示唆する、"車」から"AIサービス」への事業転換の潮流。

こんにちは!テックブロガーの○○です。最近、Teslaの決算が話題になっていますが、売上が減っているのに株価が下がらない…不思議に思いませんか?今回は、Teslaがなぜ「売上は重要でなくなった」のか、そしてその裏にあるAI・自動運転への大規模投資を徹底解説します。日本の皆さんにとっても、EV市場やAIインフラの動向は見逃せないポイントですので、ぜひ最後までお付き合いください。

1. 売上・利益が減少した2025年決算の概要

2025年第4四半期の決算では、売上が前年同期比で3%減の249億ドル、年間売上も同様に3%減の948億ドルとなり、創業以来初めての売上減少を記録しました。利益面でもGAAPベースで61%の大幅赤字、non‑GAAPでも16%の減少です。

特に注目すべきは、自動車事業の収益が連続で縮小している点です。第4四半期の自動車事業売上は前年同期比で11%減の176.9億ドル、年間でも10%の減少となり、2年連続で収益が縮小しています。

2. それでも株価は高止まり…投資家の期待はどこにあるのか?

決算発表後、Teslaの株価は0.1%の微減にとどまり、依然として430ドル前後の高水準で取引されています。実は、マスクCEOが財務電話会議で語った「AIと自動運転への史詩的な長期投資」が投資家の期待を支えているのです。

具体的には、同社は今年200億ドルという過去最大規模の資本支出計画を発表しました。その大半はAIインフラ、ロボティクス、そして完全自動運転車(Cybercab)に向けられます。投資家は「売上が一時的に減っても、AIエコシステムが将来の収益源になる」と見ているため、株価が急落しにくいと考えられます。

3. 自動運転とロボティクスへのシフトが示す新たなビジネスモデル

3‑1. 完全自動運転車「Cybercab」の野望

マスク氏は、方向盤やペダルを持たない完全自動運転車「Cybercab」の量産を2024年4月に開始すると発表しました。この車は「交通即サービス(TaaS)」として位置付けられ、乗客がいないときは自動運転車隊に参加させて収益化できる構想です。

現在、Teslaは米国内で500台超の自動運転車隊を運用中で、年内に米国人口の約半数がカバーできるエリアへ拡大する計画です。これにより、車両単体の販売利益だけでなく、サブスクリプション型のFSD(Full Self‑Driving)収益が大幅に伸びる見込みです。

3‑2. FSDのサブスク化とユーザー規模の拡大

今年2月からFSDは一括購入方式から月額99ドルのサブスクリプションへ移行しました。直近の開示では、FSDの有料ユーザーは約110万人で、全車販売台数の12%に相当します。これが今後の安定したキャッシュフロー源になると期待されています。

4. 日本市場への示唆 – EVとAIの融合はどう進むか?

日本の自動車メーカーも「電動化」だけでなく「AIサービス化」へ舵を切り始めています。例えば、日産はe‑PowerとProPILOT 2.0を組み合わせた次世代EVを開発中で、トヨタはモビリティ・アズ・ア・サービス(MaaS)プラットフォームを拡充中です。

Teslaのように「車」から「AIプラットフォーム」へ事業を転換する動きは、日本企業にとっても重要な戦略課題です。特に、AIインフラ(訓練・推論)やAIチップ・ハードウェアへの投資は、今後の競争力を左右すると言えるでしょう。

日本のビジネスパーソンが注目すべきは、以下の3点です。

  • AI駆動型サービス(自動運転、ロボティクス)への資本投資が収益源の多様化を促す。
  • サブスクリプションモデルが安定したキャッシュフローを生む可能性。
  • 国内外の規制環境を踏まえた「TaaS」実装のタイミング。

これらを踏まえて、御社の技術ロードマップや投資戦略を再検討してみてはいかがでしょうか。

5. まとめ:売上は下がっても「AIと自動運転」への賭けは続く

結局のところ、Teslaは「売上=成功」の指標を捨て、AIエコシステムと自動運転サービスという新たな価値創造に舵を切ったと言えます。売上が減少しても、AI関連の投資とサブスクリプション収益が将来の成長エンジンになると市場は判断しているのです。

日本の皆さんにとっても、同様の転換期はすぐそこにあります。電動化だけでなく、AIとデータ活用を軸にしたビジネスモデルをどう構築するかが、次の競争の鍵になるでしょう。

それでは、また次回のテックニュースでお会いしましょう!デスマス。

出典: https://www.huxiu.com/article/4830840.html?f=wangzhan