2026/01/13

月間販売1.5万台突破!理想 i6が純電市場で勝ち抜く理由

月間販売1.5万台突破!理想 i6が純電市場で勝ち抜く理由 のキービジュアル

月間販売1.5万台突破!理想 i6が純電市場で勝ち抜く理由

  • i6 がわずか4か月で 2.9 万台の累計販売、12月は 1.5 万台を突破。
  • 価格だけでなく、収納スペースやアウトドアシーンへの提案がユーザーに響いた。
  • AIチップ搭載の先進ドライバーシステムが、i8 とほぼ同等の体験を実現し、コスパが高い。

こんにちは!テックブロガーの○○です。中国の電気自動車メーカー、理想(Li Auto)が新型 i6 で見せた驚異的な販売実績、気になりませんか?
「増程」から「純電」への転換が叫ばれる中、i6 がどのようにして市場の注目を集め、i8 の壁を乗り越えたのかを、ちょっと掘り下げてみましょう。

i6 が売れた背景 ― 価格だけが全てではない

i8 は高級感と快適性を追求したフラッグシップモデル。
しかし、実際の販売は半年で 2.3 万台、月平均は 4,000 台に満たないという「上がらない」状態でした。一方、i6 は価格が抑えられているだけでなく、ユーザーが「欲しい」と思う機能がしっかりと詰まっていました。

具体的には、i6 は前備箱(フロントトランク)を確保し、13 ピンインターフェースのトレーラーヒックや純正自転車ラックといったアウトドア向けアクセサリを標準装備。これにより「家族での遠出」や「キャンプ・サイクリング」といったシーンがすぐに想像でき、若いファミリー層の心を掴んだのです。

AIチップとソフトウェアが生む同等体験

i6 と i8 は、どちらも NVIDIA の Thor AI チップと VLA(Vehicle Large‑Model)ドライバーモデルを搭載しています。これに加えて、Qualcomm の 8295P 座舱チップと 3K デュアルスクリーンが同一ラインアップで提供されているため、走行支援やインフォテインメントの体感はほぼ同等です。

ここで注目したいのが、生成AI(生成AI)や大規模言語モデル(LLM)といった最新技術が車載ソフトに組み込まれている点です。理想は「AIインフラ(訓練・推論)」を自社で最適化し、車内での音声アシスタントやナビゲーションがより自然に、かつ高速に動作するようにしています。結果として、ユーザーは高価な i8 を選ぶ必要がなくなり、コスパの高い i6 に流れたわけです。

競合車種との比較 ― 何が決め手だったのか

同じ価格帯の競合車としては、楽道(Lodg)L90 が挙げられます。L90 は大きな前備箱と 27 万元前後という価格が魅力ですが、理想 i6 は「同等の走行距離 720km」や「同等の AI 体験」を提供しつつ、ブランド独自の「顧客サービス」=空調付き冷暖蔵庫やデュアルエアサスペンションを限定期間でプレゼントしています。

さらに、米国のテック企業・小米(Xiaomi)の YU7 が示した「顧客は顧問的に自分も楽しみたい」という新しい価値観も、i6 のマーケティングに影響を与えました。i6 は「顧家」だけでなく「個人の情趣」も満たす車として、アウトドアシーンを前面に出すことで差別化に成功しています。

日本市場への示唆 ― 何が学べるか

日本の自動車メーカーにとって、i6 の成功は「価格と機能のバランス」だけでなく、AI チップや生成AI を活用したユーザー体験の提供が重要であることを示しています。日本でも車載 AI の開発が進んでおり、理想のようにハードウェアとソフトウェアを一体化させることで、同等の走行性能と快適性を低価格で実現できる可能性があります。

また、アウトドアやファミリー向けの具体的なシーン提案は、マーケティングの新しい切り口として参考になるでしょう。単に「SUV」や「EV」といった広義のカテゴリで訴求するのではなく、ユーザーの日常に即したシナリオを描くことが、購買意欲を高める鍵になると考えられます。

まとめ ― i6 が示す次世代 EV の形

i6 は「価格が安い」だけでなく、AI チップ搭載による高度な走行支援、充実した収納・アウトドア装備、そして限定特典という三位一体の価値を提供しています。結果として、i8 の「高級感」だけでは埋めきれなかったギャップを埋め、月間 1.5 万台という驚異的な販売数を叩き出しました。

今後、供給チェーンの強化(欣旺達電池の導入)や生産能力の拡大が進めば、i6 の販売はさらに伸びる可能性があります。中国の EV 市場は依然として激しい競争が続きますが、理想は「AI とシーン提案で差別化」する戦略で、次のステージへと踏み出しています。

以上、理想 i6 の成功要因をざっくりとまとめてみました。皆さんも、車選びのときは「価格」だけでなく「AI 体験」や「使い勝手」もチェックしてみてくださいね。

出典: https://www.ifanr.com/1651576