
- 零跑(Leapmotor)が10周年記念にフラッグシップSUV D19とMPV D99を同時発表。
- AI・LLM搭載の先進的な車載システムや、800V超高速充電など技術面で中国テックの最前線を体感できる。
- 日本市場でも注目の大型EVとして、トヨタや日産の既存ラインナップとどう差別化するかが鍵に。
こんにちは!テックブロガーの○○です。中国の新興EVメーカー、零跑(Leapmotor)が10周年を記念して、超大型フラッグシップSUV「D19」とフラッグシップMPV「D99」を同時に発表しました。中国テック業界が生成AIやLLMを車載に取り込むスピードは、まさに世界トップクラス。日本の皆さんにも、次世代EVがどんな姿になるのか、ぜひ一緒に見ていきましょう。
D19:零跑初の高級SUV、サイズとテクノロジーの両立
D19は全長5,252mm、ホイールベース3,110mmという圧倒的なスケール感を持ちながら、デザインは無駄を削ぎ落としたシンプルさが特徴です。「寰宇之境」フロントは貫通式ライトとグリルストリップで広がりを演出し、側面の純平サイドウィンドウはガラスとボディのゼロギャップ接合で風切音を低減しています。
インテリアと快適装備
シートは6座席と7座席の2タイプを用意し、空間利用率は88%。上質な半苯胺ヘッドレザーに12層構造を採用し、前席は10点エアマッサージ、後席は「真零重力」リクライニングシートを装備。さらに、車規格レベルの「森野酸素舱」や23スピーカー・2304Wのサウンドシステム、8.1L容量の電動冷暖蔵庫など、ラグジュアリー感が随所に散りばめられています。
AI・LLMが実現する次世代車載体験
零跑はLEAP 4.0という中央ドメインコントローラ上に、双高通 8797チップを搭載し、総計1280 TOPSの計算力を実現。車内にはAI大模型が常駐し、電話内容の要約やオンライン注文、イベントレポートの自動生成が可能です。さらに、VLA大模型が駆動する先進運転支援システムは、40以上のシナリオをカバーし、自然言語での指示にも対応します。生成AIとLLMが融合した車内は、まさに「移動するリビング」そのものです。
パワートレインと走行性能
増程版は80.3kWhバッテリーでCLTC 500km、純電版は115kWhの寧徳時代「超混電芯」を搭載し、720km以上の航続距離を実現。純電版は3つの電機ユニットで540kW、0-100km/hを約3秒で加速でき、増程版でも約4秒です。800V高速充電に対応し、30%→80%がわずか15分で完了します。
D99:零跑初のフラッグシップMPV、ファミリー向けの豪華空間
D99は全長5.2m、幅約2.0m、ホイールベース3.1mを超える巨大ボディに、同様の「寰宇之境」デザインを踏襲。側面の「数字感性曲面」や「平流層」純平サイドウィンドウは、乗員全員に遮るもののない開放感を提供します。最大1.46㎡の「MAX」サンルーフはUV遮断率99.9%で、車内を明るく保ちつつ熱負荷を抑えます。
快適装備はD19と共通
シートは半苯胺ヘッドレザーで覆われ、全席に零重力リクライニング機構を装備。酸素舱、Leap Soundサウンドシステム、スマートフレグランス、1600万色対応のアンビエントライトなど、D19と同等のハイエンド装備が標準装備されています。
テクノロジーと走行性能
D99もD19と同様に双高通 8797チップとLEAP 4.0を採用し、AI大模型とVLA大模型で車載AIと自動運転支援を実現。増程版・純電版ともに800Vプラットフォームを搭載し、充電速度と航続距離でD19と同等の性能を提供します。車体剛性は46,682N·m/degとMPVクラスでトップクラスです。
中国テックが牽引するEV革命と日本市場への示唆
零跑が示すのは、単なる「電気自動車」ではなく、AI・LLMをフル活用した「スマートモビリティ」だということです。日本の自動車メーカーも、生成AIや大規模言語モデル(LLM)を車載システムに組み込む取り組みを加速させていますが、零跑のようにハードウェアとソフトウェアを同時に刷新するスピードは、まだまだ追いついていないのが現状です。
例えば、トヨタの「e-Palette」や日産の「ProPILOT」も高度なAI機能を搭載しつつありますが、車載AIが「会話」だけでなく「文書生成」や「自動注文」まで行えるかという点では、零跑の実装は先進的です。日本市場で大型EVやMPVが求められるシーン(ファミリー旅行、アウトドア、企業の社用車など)において、D19・D99のような高級感と実用性を兼ね備えたモデルは、競争力のある選択肢になる可能性があります。
また、800V高速充電やCTCバッテリーベースのプラットフォームは、国内のインフラ整備が進む中で、充電時間短縮というユーザー体感価値を大きく向上させます。日本のEVメーカーが同様の技術を採用すれば、充電インフラへの依存度を下げ、都市部だけでなく地方でもEV普及が加速するでしょう。
まとめ:零跑の次世代SUV・MPVは日本にも波及するか?
零跑が10年で年販400万台を目指すという大胆なビジョンは、単なる売上目標以上に「AIとハードウェアの融合で新しいモビリティ体験を提供する」というミッションを示しています。D19とD99は、生成AI・LLMが実装された車載システム、800V高速充電、そしてラグジュアリーなインテリアを備えた、まさに「走るスマートハウス」です。
日本の読者の皆さんにとっては、これからのEV選びの指標として、単なる走行性能だけでなく、AIがどれだけ生活を便利にしてくれるかが重要になるでしょう。零跑の動きは、国内メーカーにとっても刺激となり、次世代車の開発競争がさらに激化することが予想されます。ぜひ、今後の発表や実走レビューをチェックしてみてくださいね。