2025/09/01

中国企業の勢いが止まらない!EV新時代とグローバル展開の最前線


テクノロジーとビジネスの世界は、今この瞬間も目まぐるしく変化しています。特に中国市場から発信されるニュースは、その変化の速さと規模の大きさで常に私たちを驚かせます。最近の動向からは、特に「EV(電気自動車)市場の競争激化」と「コンシューマーブランドのグローバル展開」という、注目すべき2つの大きな潮流が見えてきました。今回は最新情報をもとに、中国企業の野心的な目標とその戦略を深掘りしていきます。

激化する中国EV市場:シャオミと理想汽車の野心的な目標

中国のEV市場は、まさに戦国時代の様相を呈しています。特に注目すべきは、スマートフォン大手シャオミ(小米)の動向です。同社はEV市場への参入後、2025年8月には月間30,000台以上の納車を継続するという、極めて野心的な目標を掲げました。同様に、新興EVメーカーの理想汽車(Li Auto)も、2025年末までにハイエンドEV市場で「トップ5を維持し、トップ3を目指す」という高い目標を公言しており、市場の覇権をめぐる争いはますます激しくなっています。一方で、日本の8月国内新車販売台数が前年同月比で10.6%減少したというニュースは、中国市場の勢いを一層際立たせており、世界の自動車業界のパワーバランスが大きく変わろうとしていることを示唆しています。

日本市場にも進出!中国発コンシューマーブランドのグローバル戦略

中国企業のグローバル展開も加速しています。その象徴的な出来事が、人気玩具ブランドTOP TOYの日本初店舗のオープンです。東京・池袋のサンシャインシティにオープンした店舗は、初日の売上だけで1100万円を突破し、日本市場での高いポテンシャルを示しました。この成功は単発のものではありません。ライフスタイル雑貨ブランドのMINISO(名創優品)は、上海の旗艦店で月間1600万元(約3億2000万円)という驚異的な売上を記録し、そのうちIP(知的財産)関連商品の売上が8割以上を占めました。両社に共通するのは、単に製品を販売するだけでなく、強力なIPを軸としたブランド戦略でファンの心を掴み、日本のような成熟した市場にも積極的に進出している点です。彼らの巧みな戦略は、今後のグローバル市場における新たな成功モデルとなるかもしれません。

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